オホーツク北見塩やきそば応塩隊 ブログ

ホタテやタマネギ、オホーツクが誇る産物を使った「食によるまちおこし」の取り組みをご紹介します。

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「中華めんに最適 小麦の新品種『北見85号』開発着々」



1月5日(火)、北海道新聞朝刊一面の記事です。


「中華めんに最適 小麦の新品種『北見85号』開発着々」


道内の新・ご当地グルメに取り組む各地のみなさんや、地産地消を推し進める方たちにとって、このニュースは本当に待ち望んでいたことだと思います。


この品種の小麦粉が使えるようになれば、いわゆる“麦チェン”が一気に加速するのではないかと大変期待しているところです。


北海道は国内産小麦の約6割(50万トン)を生産し、そのうち約9割は日本めん(うどんなど)用品種。


北見市とその近郊においては、小麦品種「ホクシン」「春よ恋」を主力とし、また最近育成され本年度より栽培が始まった「きたほなみ」など、これらも同様に日本めん適性あるいは製パン適性の高さを特徴とするものです。


一方北海道内の小麦をを主原料とする食品に目を向けると、消費が大きいのはラーメンをはじめとする中華麺で、札幌・旭川などのラーメンや、当北見市において発売24ヶ月で17万食を売り上げている「オホーツク北見塩やきそば」など、市民(道民)の食文化として各地に根付いています。


特に学校給食などで供給される中華麺は、北見市においても年間60トンもの道産小麦を使用しており、その需要は今後も更に高くなることが予測され、またこの状況は道内の各地でも同様の傾向にあると考えられます。


しかしながら北海道内で栽培される小麦品種のうち、中華麺適性が高い品種は1977年に道立北見農業試験場にで育成された「はるゆたか」のみで、加えて本品種の栽培は江別市を中心とする一部の地域のみであることから、十分な量の確保は難しい状況にあります。


北見市では同品種の収益性等の問題で、平成17年を最後にそれ以後栽培されていません。



オホーツク北見塩やきそば、そしてオホーツク干貝柱塩ラーメンの開発においても、この問題を避けることはできず、結局外国産の小麦をブレンドしながら、オホーツク産あるいは道産小麦を使った麺をそれぞれのメニューで使用しています。


食糧自給率200%を誇る北海道において、地産地消と一次産業の安定確保、さらに食品産業の振興を推進する観点から、北海道民の食のニーズにマッチし、さらに収益性の高い中華麺用品種の育成が強く望まれています。


 


・・・そんな話をあちこちの講演でしていたのですが、


昨年の秋ころのこと。


地元の農業改良普及センターの方が北見農試の麦類の育種専門の部署の方をご紹介くださるということで、訓子府にある道立北見農業試験場まで連れて行ってくださいました。



麦類科の担当の方とお会いし、上記のようなお話をさせていただきました。


その時の答えが、


「中華めん用の小麦品種、実はもうできつつあるんです。北見85号!」


なんとすでに着手し、有望な品種として試験の最終段階に入っているとのこと。


公表できるデータをいくつか拝見し、その進捗状況などの詳細をうかがいました。


そのプロセスは、小麦育種の専門家が何年もの歳月をかけて、多くの品種データを参考にしながら優良な形質を作り上げていくというもので、膨大な作業の末に新品種を生み出すのだということが感じ取れるものです。


「開発ニーズがあることが、新品種育成の動機になり励みにもなる」


という担当の方の言葉は、私たちの取り組みを応援してくださっているように感じられました。



食と地域振興、新・ご当地グルメや地産地消に取り組むとき、地元の産物を一つの食材ととらえ、それをどう活かすかということは当然大切ですが、地域を支える産業を担う生産者の存在を忘れてはならないと思います。


そしてこの日の農業試験場の方との出会いがあって気づいたのは、地域を支える産業を、もっとその下で支える人たちもいて、今日の私たちの取り組みにも通じているということです。


北見・オホーツクは道内でも有数の農業生産地域です。


そして新しい品種を生み出す最前線の方たちもいます。


さらに地元の食材の活かし方を知りつくした料理人や加工業者もいます。


もっと、地元のみなさんに知ってもらわなければならないと思いました。


 


この「北見85号」、


私たちが容易に手に入れられる状況になるのはいつになるかと尋ねたところ、


「あと5年はかかると思います」とのこと。


道内各地での試験栽培のデータを積み重ねて、生産性や中華めん適性などの点で安定した品種特性が得られることを確認したのちに品種登録をし、その後栽培面積を段階的に広げていくという過程を経て、ようやく「中華めん用の小麦粉」として出回ることになります。


でも遠くない将来、オホーツク北見塩やきそばやオホーツク干貝柱塩ラーメンにも、この小麦粉が使われるようになる時がくるかもしれませんよ。



北海道立北見農業試験場
 →
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/kitami/

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